2022年12月30日金曜日

テレキャスタータイプのギターのピックアップ交換 2022/12

20年以上前だろうか。
お茶の水にギターを眺めに行った時に、安いけどいい色だしいいギターだなと思って「Brian」てメーカーのテレキャスター型のギターを衝動買いした。
中古で確か ¥ 14,800 だった。
消費税導入前のこと。
Brian とはBacchus の弟分、廉価版ブランドで20年位前になくなってBacchusに一本化されたらしい。

キャンディアップルレッドみたいな色がよかったし、今どきのような、私の嫌いな「マット仕上げ」じゃないし、フロントピックアップの横にビスが見えないのも気に入った。
フレットの端の仕上げも丁寧で海外の工場でしっかり指導を受けて丁寧に作られているように思った。
ただ指板が平らでそこがフェンダーとは印象が違った。

ブリッジをウイルキンソンに交換して家での練習用として時々弾いていた。
音はフロントは力なく単独ではあまり使いたくない音。
リアはハイの伸びが少々足りないかなって感じであった。
で、最近amazonで中国製の安いピックアップを眺めていて、ちょっと取り替えようかなって気になった。
何より安いし。
フロントピックアップを細長いハムバッキングに交換するのは私が好きなカントリー系ギタリストのダニー・ガットンらがやっている。
カントリー系のギタリストはテレキャスターを様々にカスタムしていて楽しい。
¥2,199。
千円そこそこのからあるけれどアルニコVって書いているのはこの値段のもの。
40年前に買ったグレコのスーパーリアルジャズベースのピックアップが10年ほど前にはすっかりマグネットが劣化してしまったようで、FENDER製に交換を余儀なくされた。
セラミックマグネットが寿命になったと思った。
だから買うならアルニコVって選択。
こちらが交換前の状態。
ザグリは余裕がある。

ハンダ付けは苦手だけどやらなきゃならない。
ここでは見えないけれどハイパス用の0.001μFのコンデンサーも自分で後からつけたものだ。

これが交換後。
ここに詰め込むのに少々端のほうをヤスリで削った。
自分専用だから高さは一度決めたら変えないのでダイソーで椅子の足の先につけて滑らせるやつを切って張って高さを調整した。
ワイヤーが4本出ていて、そのうちの2本が最初からハンダ付けしてある。
コイルタップは使うつもりはないのでそのまま絶縁テープで先端を巻いておいた。

ピックガードも、この穴には入らないのでヤスリで広げた。
いつものことだが汚い仕上げになった。(泣)

結果はちょっと高すぎたがそのうちに調整ということで・・・。

ちなみにこういうパッケージで中国から郵便で届くので少々時間がかかる。

その昔、フェンダージャパンのテレキャスターのフロントピックアップだけをセイモア・ダンカンに交換。
そしたらフロントと位相が逆になってしまってセンターポジションが使えず、結局両方交換する羽目になった。
心配していたが、今回も同じことが起きてしまった。
リアピックアップもハイの伸びがいまいちだったので交換することに。
こちらは ¥2,178 。
右が交換前。
TC楽器の人がYouTubeで言っていたけれど、安いピックアップには右のタイプのバーマグネットのが多いらしい。
少しだけFENDER製の形に近づいたのでよしとする。(笑)

取り付け作業をしていたら問題発生。ピックアップ本体のビス穴が一個ダメになってしまった。
しょうがないので4mmのナットを付けて対応。
一応他のふたつにもつけた。

私がベンチャーズを聴いた兄の影響でギターを弾き始めたのが小学3年生のころ。
初めてのエレキギター、GUYATONE LG-85Tを親に買ってもらったので5年生になってすぐ。
中学校に入ると友達の影響でアマチュア無線に興味を持ち秋葉原通いを始めた。
就学1年生の時に買ったGUYATONE のセミアコ SG-42Tの音が気に入らず、リアピックアップを秋葉原で購入した\600だったと思うけどジャンクのゼンオン製に交換した。
エスカッションはアルミの板から自分で作ったりして、今考えるとよくやったものだ。
それ以来「エレキギターは生涯のおもちゃ」的な人生である。
アマチュア無線的な考えだと、ピックアップなんてしょせんはコイルとマグネット。
コストなどたかが知れている。
ただ、いい音が出るかどうかは別問題なのでコストの多くは開発費なのだろう。
基本的にそういう考えだから高けりゃいいとは思っていない。

このギターをライブハウスに持っていってステージで試してみたけれど、劇的に音がよくなった。
フロントはパワフルで力強くて単独で使っても素晴らしい。
リアはハイが伸びて私の好きなテレキャスターサウンドになった。
ただ、フロントのピックアップが弦に近すぎてリアとのバランスがいまいち。
どちらの高さも簡単には調整できないので次回弦交換の時にいじってみようかと思う。
四千数百円でしばらく遊べて音もよくなったのだから満足。
今は月に一回の吉野町「こびとさん」での第三金曜日のセッションのメインギターになっている。
エレキギターは生涯のおもちゃ、楽しい。

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